渋柿まみれの日々

渋柿博士(学生)の日常を綴っていきます。10%は嘘です。30%は嘘です。50%は嘘です。90%は嘘です。

【僕ヤバ】Karte.48「僕らはゆっくり歩いた」感想書こうと思った。

こんにちは。渋柿博士です。

 

 

 

辛い。この作品は私のように恋愛をしたことのない者にとっては正に禁書である。読むたびに自分がおかしくなっていくのを感じる。それなのにやめられない。麻薬という表現の方が正しいかもしれない。両想いであるにもかかわらず、実際彼らはすれ違い続けている。相手の中身を両者とも誤解しているのである。しかし、この作品において彼らはすれ違い続けていても、少しずつ歩み寄りを繰り返している。今回の話では、市川は自分の本当の気持ちを吐露し、山田は「俺」ではなく「僕」の市川を理解し、それを認めている。この作者は悪魔だ。我々を狂わそうとしている。

 

 

この作品の感想を書こうと試みたが、何度書いてもそれは伝わらず、つまらない文章が続く結果となってしまう。ダメだ。市川の成長、山田の機微、そして話の構成と、この作品は海よりも深く構成されている。自分の言葉ではどうしても伝わらないのだ。本当に自分の好きなものを伝えることのできない悔しさで言葉がでない。辛すぎる。

 

この作品が気に入った方は是非色々な方のレビューを読んで欲しい。そこには非常に質の高い、自分が本当に伝えたかったことが書いてある。自分がまた成長したときこの感想を書こう。それまでどうか「僕ヤバ」が続くことを願って。