【感想】僕ヤバ3巻を買ったので勝手に話す
こんにちは。渋柿博士です。
皆さま「僕の心のヤバいやつ」という漫画をご存じでしょうか。
最近私がゲロはまりしている作品です。
超々ざっくり解説しますと、陰キャの主人公市川と陽キャの美少女山田のグラブジャムンよりも甘い青春物語でございます。
元来こういった青春ストーリーが嫌いな私ですが*1、この作品は好きすぎて1日に何度も読み返し、作者である桜井のりお氏のツイッターに挙がっている短編を見て気持ちの良い溜息をついております。
*1:陽キャが陰キャのことを好きになる訳がないだろ。もしそうなら陽キャがおかしいか陰キャが陰キャではないかのいずれかである、といった偏見。
この先は私の文章力の無さから、未読者への宣伝ではなく、既読者と只分かち合うだけとなるので、ネタバレを好ましく思わない方々はブラウザバックして下さい。
もうね、1巻2巻からこの作品の虜ではあったよ。ただ3巻の作りこみが半端ではないのですよ。3巻の1話目が「僕はLINEをやっている」で、3巻の最終話が「僕らはLINEをやっている」を見たとき「桜井のバカ!!」と言ってしまいましたよ。(ほんとすみません)「僕」じゃなくて「僕ら」よ?分かる?お洒落過ぎやしませんかと。
そして捲っていきます1ページ目、「市川…LINEやってる?」の山田の顔で金払う価値あるわ。3点リーダー仕事しすぎなんですよね。1,2巻と躊躇なく絡んでいっていた山田なのに*2、ちょっと様子見してるんですよ。緊張してる感じも顔から伝わってくるのよね。
*2:「君オク」を貸す話から変化したように感じます。
そして市川は、そんな山田の誘いには気づかず、逆に馬鹿にされていると少し憤慨するのです。この辺りもしっかりと市川というキャラのバックグラウンドを1,2巻通して説明しているので、違和感なく入ってきます。鈍感な主人公は、物語を進行するうえでは必要不可欠とも言える存在ですが、ただ馬鹿に見えるだけでは物語に深入りしずらく、少し冷めた目でみてしまうのです。この作りこみだけでも「僕ヤバ」読む価値ありです。
ちなみに3巻1話目の根幹は、萌が市川にLINEを聞いた時の困惑顔と人殺しの目ですね。異論は認めます。
しかも最後に市川は「LINEやってる?」は「LINEを交換する?」だということに気づくんですよ。それに気づいてクラス中に響き渡る驚きの声を上げ、それを山田が理解したときの顔がクアーーーー。
もう口から砂糖あふれちゃうよぉ。プルーチェゴホゴホ。
毎回読み終わった後泣く。もう現実が辛すぎて。俺は先に逝くぜ...
だってもう「僕らはLINEをやっている」で、山田は市川に「LINE教えて」というんですよ。失敗は成功の母ですか。あ!?
もういいよ!帰る!あとは勝手に語っててくれ!